どうもこんにちは、まさおです。
今回は「余命10年」の紹介です。
第6回静岡書店大賞 映像化したい文庫部門で大賞受賞作です。
主人公は20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、
余命が10年であることを知る。
笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。
未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。
そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが……。
涙よりせつないラブストーリー。
とうの内容です。
自分の気持ちを閉じ込めることで周りに気を使っていたが
偽りの自分でいることにも辛くなり、
抑えることが出来なくなることでついに爆発してしまう。
また、友人の後押しもあって趣味を再開コミケにも参加するように
そこでは新たな出会いが多くあり救われる場所でもあった。
もう恋はしないと決めていたのだが、
小学校の同窓会に参加したことがきっかけで
同級生に対し徐々に好意的な感情を
必死に抑えようとするが…。
ラストは涙なしでは読めませんでした。
そしてあるシーンが最後につながり伝説となるところもポイントでした。
読んだ後はしばらく余韻に浸ってしまいました。
とても素敵なかつ切ないラブストーリーでした。
2007年書籍化
文庫版は2017年
電子書籍もあり僕は電子書籍で読みました。